放送作家高田文夫氏(72)が28日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜午前11時30分)に出演して、22日に97歳で亡くなった内海桂子さんをしのんだ。

弟子で97年に亡くなった内海好江(享年61)さんと組んだ漫才コンビ、内海桂子・好江で活躍して、最期まで現役の芸人として全うした桂子さんを、高田氏は「桂子師匠、大往生だろう。幸せな人生だよな。好江ちゃんを見つけて、師匠として漫才、三味線を教えてね。晩年は(弟子の)ナイツで当てて」と振り返った。

「50年くらいの付き合いで、自分がやっていたいろいろな番組に出てもらった。律義だから盆暮れには浅草のお菓子を送ってくれた」と話した。

その後、桂子さんとナイツが共演した特番を流した。ナイツの塙宣之(42)から「芸とは」と質問を受け、桂子さんが「時の華だね。自分たちで華をつくればいい。10年続くか、20年続くか…」と答える様子が流れた。

テレビ朝日系の教養ドキュメンタリー「驚きももの木20世紀」で桂子さんと共演した時を振り返って、高田氏は「オレが解答しようとすると、みんな横から桂子師匠が答えちゃう(笑い)。そこから『でしゃばり解答』って言葉が生まれて、松村(邦洋)に(桂子さんの)ものまねをするように言ったんだよ」と笑った。

番組レギュラーの松村邦洋(53)は、この日の夜、爆笑問題の事務所の「タイタンライブ」にゲスト出演予定。田中裕二(55)が新型コロナウイルスで入院中とあって、高田氏は「(田中の相方の)太田(光)君と桂子・好江の漫才の再現をやって欲しい」と松村に要望した。