漫画で読める「南の島の脱力幸福論」。国民の94%が幸せを実感している南国フィジー。コロナ禍で時代が変わりゆく中、「脱」資本主義の先頭に立つフィジー人から私たちが学ぶべき新常識とは?
フィジー人は問題に直面した時、国からの援助に頼るのではなく、自分たちのコミュニティ内で解決してしまいます。その代表的な例が里親です。
近所のマッサージ屋で働いているおばちゃんも里親をしています。マッサージをしてもらいながら話を聞きました。















日本では里親不足が深刻です。
社会的に保護が必要な子どもの約2割だけしか里親のもとで暮らすことができていません(H29年厚生労働省データより)。
残りの約8割は児童養護施設や乳児院などのいわゆる「施設」で暮らさざるを得ない状況です。
日本は世界有数の経済大国です。であるはずなのに、多くの家庭では実子を育てることに精一杯。
フィジーは決して経済的に恵まれた国ではありませんが、自分の子を3人も4人も育て、なおかつ他人の子まで面倒をみています。
この違いは、いったいどこにあるのでしょうか。
連載を通じて、じっくりと考えていきたいと思います。
<原作・エッセイ>永崎 裕麻(ながさき・ゆうま)

移住先を探す「世界一周」の旅を終え、世界でいちばん幸せな国フィジーに移住し、14年目。ライフスタイルをアップデートする英語学校カラーズの校長。現在、フィジー・デンマーク・日本を行き来する「世界3拠点生活(トリプルライフ)」に挑戦中。著書に「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」(いろは出版)。
<イラスト>やまぐちかおり|https://gooillustration.jp/
1987年生まれ大阪出身、ドイツ・ベルリン在住。イラストレーターとして「寿命図鑑」(いろは出版)や 絵本「ないしょのオリンピック」(ほるぷ出版)など、書籍や雑誌、広告、ボードゲームにいたるまで幅広く手がける。原作の大ファン。
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July 29, 2020 at 10:00AM
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