老舗百貨店の大丸梅田店(大阪市北区)が女性従業員に着用を呼びかけた「生理バッジ」が議論を呼んでいる。自らの生理をバッジで意思表示し、働きやすい環境づくりにつなげる狙いで10月中旬に始めた。しかし、批判が相次ぎ、バッジの着用の取りやめを決めた。ただ、従業員同士の「生理の意思表示」は別の方法で続けるという。
【写真】胸に付けた生理バッジを見つめる大丸梅田店の女性従業員
生理バッジは縦8センチ、横7センチの紙製で、名札の下に着用する。小山健さんの漫画「生理ちゃん」に登場するキャラクターが描かれた面を示すと、「私は生理中です」との意思表示になる。周囲に知られたくない人や生理でない場合は、裏面の売り場のロゴを表示する仕組みだ。身につけないという選択肢もある。
着用の対象は5階の婦人服フロアの従業員(約500人)。11月22日に生理用品などの女性向け商品売り場「michi kake(ミチカケ)」がオープンするのに合わせた取り組みだった。
朝日新聞社
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2019-11-28 04:45:00Z
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