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「巨人・重信は悪くない」…阪神・藤川球児の最後の対戦打者の二飛を巡って公式戦の引退試合是非論までが再燃(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

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掛布氏発言が誤解されてSNS上に拡散

 まだ阪神の裏の攻撃が残っていたが甲子園球場に「あと一人コール」がこだました。原監督の粋な計らいで代打に送られた2000本安打の坂本を148キロのストレートで三振、代打・中島にも146キロの高めのボール球を振らせて連続三振。そして打席には、3番の重信を迎えた。全球ストレート。重信は、2球目の146キロの外寄りのストレートに中途半端なスイングで手を出して打球はポーンと内野へと上がった。セカンドフライ。藤川は笑顔で「球児、球児」の大合唱を続けるファンに手を振ってマウンドを降りたが、実は、この重信のバッティングを巡って、ネット上では騒動が起きていた。  きっかけはテレビ解説をしていた掛布雅之氏の一言だった。 「ただ重信君はちょっと分かっていませんね。若いですね。もうちょっとあるだろって(笑)。こんなことを言うと重信君に申し訳ないんですが…ちょっと(発言が)厳しくなりましたかね。フライになるのはいいが、もっと(バットを)振って欲しかったですよね」    掛布氏は、次打者が岡本和真だったことから「三者三振もいいですが、フォアボールを出して巨人の若き4番と勝負して終わる。密かにそうならないかなと。できれば申告敬遠でも」とも話していた。  藤川の22年間を見守ってきた阪神OBとしての願望であり、プロとしての美学を貫き通してきた掛布氏ならではの去り際の哲学である。何も掛布氏は、重信に三振を求めたわけではない。藤川が、最後の力を振り絞って渾身の火の玉ストレートを投げたのだから、重信も中途半端にバットにボールを当てるのではなく、自分のベストスイングで応じて欲しかったとの願いである。  掛布氏は、この発言が、偏見に満ちていることも十分に理解しており、重信に「申し訳ない」ともエキスキューズしている。  だが、この発言が誤解されて伝わり、SNSに火がついた。

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