単独首位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は、3バーディー、2ボギーとスコアを1つ伸ばしたが、通算12アンダー、201で4位に順位を落とした。前半はなかなかパットが入らず、4番パー4ではアプローチが寄らずボギー。9番パー5では、2オンに成功しバーディーを取ったが、同組でイーグルを奪ったメル・リード(英国)が15アンダーと伸ばし、3打差の4位に後退した。

後半は、チャンスにつけてもバーディーパットが決まらない重苦しい展開をパーでしのぎ続けた。しかし、15番パー3でボギーをたたいて10アンダーとなり、6位に後退した。直後の16番パー4で、第2打をピン右奥3メートルにつけバーディーとして11アンダーに再び戻した。最終18番では第2打をグリーン左のバンカーに入れたが、そこからピン右奥1メートルに寄せバーディー。苦しみながらもスコアを1つ伸ばし、首位のリードと3打差の4位と優勝圏内に踏みとどまった。

ホールアウト後畑岡は「3日間のうちで今日はショットの感覚が良くスタートできたが、自分の感覚が良くてもなかなかスコアにつながらなかった。やっと残り3ホールでパッティングが思ったところに打ち出せるようになった」と振り返った。最終日へ向け「明日はしっかり伸ばして、自分の納得できる形で終われるように頑張りたい」と話していた。