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ヴィクトリア・ベッカムが、ピンヒールとタイトな服をやめた理由。【セレブ美容探偵】 - VOGUE JAPAN

今年の2月、ファッションウィークのヴィクトリア・ベッカム。 Photo: Gareth Cattermole/BFC/Getty Images for BFC

© Gareth Cattermole/BFC

セクシーに装う。──そのこと自体にもちろん問題はない。だけど自分に自信がないから、逆にやたらとボディラインを強調し、女性性をアピールして人目を惹きたくなる。惹かないと不安を覚える……。そういう女性って多いのではないだろうか。ヴィクトリア・ベッカムもかつてはそうだったことを、先日英「ガーディアン」紙のインタビューで語った。

ヴィクトリアといえば、2003年6月に夫のデビッド・ベッカムと来日した際の、テーラードジャケットにデニムスタイルを、今でもよく覚えている。デニムの足元は白のピンヒール。身長163cmと、欧米セレブにしては背の低い彼女にとって、当時ハイヒールはマストアイテムだった。

2003年の来日時、デビッド・ベッカムとヴィクトリア。この頃はデニムが全盛期。 Photo: Junko Kimura/Getty Images

© Junko Kimura

2016年のNYコレクションで自身のブランド、ヴィクトリア ベッカムのデザイナーとしてショーの最後にランウェイに登場したときには、白いスニーカーを履いていたことがニュースになったほど。かつては赤ちゃんだったハーパーを抱っこする時も常にヒールを履いていたのに! ヴィクトリアは当時「もうヒールには耐えられないの」と、一時期ハイヒール卒業宣言をしていたけれど、その背景には加齢だけでなく、ほかにも理由があったようだ。それは、彼女の内面の変化によるもの。

2016AW、ヴィクトリア ベッカムのショーの最後に登場したヴィクトリア。 Photo: Catwalking/Getty Images

© Catwalking

アイドルグループ「スパイス・ガールズ」で“ポッシュ”と呼ばれていた時代から、ミニスカートにハイヒールがトレードマークだったヴィクトリア。けれど若い頃、タイトな服を着てハイヒールを履いていたことについて彼女は、「コルセットをつけて、ボディコンシャスなドレスを着ていたの。今でもそういう服は何着か持っているけど、私の着こなしはリラックスしたものに変わって着た。今思えば、私がすごくタイトでぴったりした服を着ていたのは、自信のなさの象徴だったと思う」と告白。けれど2008年に自身のレーベルを立ち上げて、そして4人の子ども達を育てる母親となってからは、より身体をゆったり包むようなアイテムと、彼女のシグネチャーであるテイラードを多用したスタイルにシフトしていった。

そして年齢を重ねるにつれ、「どんな服が自分に似合って、着心地が良く、自信をあたえてくれるかというのが理解できたわ。今では、どんな服装をするかで何かを証明する必要はなくなったの」とヴィクトリア。

〈左〉2013年のヴィクトリア。 Photo: Karwai Tang/WireImage 〈右〉2009年、トレードマークだったボディコンシャスなドレスを着て Photo: Charles Aris/FilmMagic

© Karwai Tang

今年1月の別のインタビューでは、こんな風にも答えていた。「自分が美しいと思うかって? 答えはノー。全然思わない。だけど私は自分が持っているものでベストを尽くすわ。私は自分の欠点や不完全さを見て微笑む。『これが私。これを変えようとは思わない』ってね。そう思えるまで45年間もかかったけど、私は大丈夫。私は一生懸命働いていて、見た目も悪くない、4人の子どもが居て、それを誇りに思うし、素晴らしい夫も居て、今の自分に自信を感じている」

彼女が写真を撮られるとき笑わないのは自分の笑顔が嫌いだから、という話は今では有名だけど、きっとそれにもすでに折り合いをつけているのだろう。「成長過程ではつまらないことに囚われるものだけど、歳を重ねると、自分の肌を心地よく感じる術(すべ)を学ぶようになるわ」

デビッドようなセクシーな夫がいたら、少なからず自信のようなものは持てるんじゃないかとも思うけれど。美しさを継続する努力をし続けつつも(それはあの引き締まったボディを見れば一目瞭然)、若作りではなく、年齢と時代に合わせて自分をアップデートして、以前より肩の力が抜けた今のヴィクトリアはすごく魅力的だ。

セクシーというのはきっと、官能的で男心をそそる外見のことではなく、満たされた自分自身の、内面の問題。だからそのままの自分を愛せるようになったとき、ピンヒールやボディコンシャスなワードローブなどの“わかりやすい”武装が、手放せるようになるのかも。

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Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani

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July 01, 2020 at 02:00PM
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