関西で大きな人気を誇る学生アメリカンフットボールを牽引してきた名将が今年１月、勇退した。関学大アメフト部「ファイターズ」の前監督、鳥内秀晃さん（６１）。監督として率いた２８シーズンで、大学日本一を争う甲子園ボウルで１２度の優勝を飾った。自身が大学生としてファイターズの門をたたいてからは４２年。関西弁丸出しの飾らない人柄でも知られる鳥内さんが、山あり谷ありの自身のアメフト人生を振り返った。
《ファイターズは甲子園ボウルで史上最多３０度の優勝を誇る名門。そのうち１２度、チームを大学日本一に導いた。２８シーズンの在任期間は、昭和１６年に発足した部の歴史でも最長となった》
２８年間、あっという間やったけど、勝ったり負けたりいろいろあったわ。終わって正直、ホッとしてる。シーズンが終われば、すぐに次のシーズンのことを考えてたから。負けて終わったら一年中、暗いねん。家の中でも行きつけの店でもな。（社会人代表の富士通に１４－３８で敗れた）最後のライスボウルで負けたんはしゃあない。学生の安全を考えたらやり方を考え直す時期やと思うで。外国人選手と学生では体の大きさがちゃうもん。俺で３代目の（家業の）製麺業もおやじが「俺で終わりや」って言うてたけど平成２０年の大みそかに突然亡くなって辞められんくなった。会社は来年中にたたむけどな。ここ８年は赤字やねん。息子３人にも継がんでええって言うてきたから。
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April 13, 2020 at 08:00AM
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【わがアメフト人生】（１）学生の成長見たくて 関学大前監督、鳥内秀晃 - 産経ニュース
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