ファッションの最先端・パリで学び、パリコレクションも経験したデザイナー、鈴木勇輝さん(36)は島根県出雲市の自宅兼アトリエで2018年4月、ドッグウエア専門のブランド「chambre la 302.」(シャンブル ラ トロア ソン ドゥー)を立ち上げた。テーマは「ココ・シャネルが犬の洋服を作ったらどうなるか」。人が着てもおしゃれなデザインを、丁寧な手作業で生み出している。
現在発表しているのは、白と黒を基調とし、パールやレースを用いたシックなデザイン。ドッグウエア市場で主流の、フリルなどをあしらった可愛らしさとは異なる路線を提示する。シャネルでも使われるフランスの生地を仕入れ、採寸から縫製まで細部にこだわる。オーダーメードゆえ、犬の体格や癖に応じて微妙な変更にも応じる。
おしゃれ好きの母の影響で、子供の頃から個性的な服を好んだ。大学は薬学部を目指したが、浪人中にファッション業界で仕事をしたいと考え始め、宝塚造形芸術大(現在の宝塚大)へ。メンズ服よりもデザインの自由度が高いレディース服を専門とした。
卒業後の08年9月、フランス留学。デザイン学校と型紙を学ぶパターン学校で学び、0から1を生み出す発想力と、そのひらめきを服に落とし込む本場の技術に触れた。街の日常にはファッション以外にもさまざまな芸術が溶け込んでいた。
洗練されたモダンさに魅せられてレディースブランド「SHARON WAUCHOB」(シャロン・ワコブ)でデザイナーに。手がけた服はパリコレで発表された。華やかな舞台裏で徹夜が続き、緊張と不安でいっぱいだった。
17年に帰国。新たな挑戦領域を求め、まだ専門のブランドが少ないドッグウエアへの参入を決めた。夢は「ドッグウエアでパリコレに」だ。【前田葵】
鈴木勇輝(すずき・ゆうき)さん
1983年、出雲市天神町生まれ。出雲西高校出身。2018年4月にデザイン会社「suzuyou」(スズユウ)を設立。愛犬はメスのトイプードルのあずき。ハーブティーを毎日飲む。
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September 06, 2020 at 11:00AM
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パリコレ経験デザイナーの犬の服 オーダーメード「シャネルが作ったら」 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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