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約4カ月の中断をへて、J1がいよいよ4日に再開する。すでに6月27、28日にはJ2、J3の試合が行われているが、開催の決断を後押ししたのは、すべての選手やスタッフを対象にした事前のPCR検査だ。村井満チェアマンも「人生で初めて眠れない夜を過ごした」と明かす。3070人が受検して陽性ゼロの結果が出るまでには、関係者の悲喜こもごもがあった。
PCR検査は、Jリーグにとって悩ましい問題だった。事前検査を求める声は出ていたが、国内の検査態勢がまだ十分とは言えない中、医療機関の負担を増やしかねない懸念があった。
5月22日、日本野球機構(NPB)と共同で設けた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の感染症専門家チームから、PCR検査の導入を検討すべしとの提言を受けた。全国56クラブ、3千人を超える規模を受け入れられる委託先を見つけられないまま、1週間後の29日には、再開日を話し合うJリーグの実行委員会が迫っていた。
事態が急転したのは、実行委2日前の27日朝のことだ。村井チェアマンの、医療関係の仕事に転職したリクルート時代の元部下から、有力な検査機関の情報がもたらされる。その日の午前中に先方と最初の会議を持った。感染症専門家チームも交えて協議を重ね、29日朝の役員会で、選手全員のPCR検査を実施すると報告。あっと驚く急展開だった。
第1回のPCR検査は6月18~21日に全クラブで行われた。だが、待っていたのは想定を上回る再検査の数だった。再検査の結果が出るのを待つ22日、村井チェアマンは眠れない夜を過ごしたという。
9割が他に職業を持つ審判については再開までの検査が間に合わなかったが、結局、再検査を含む3070件すべてが陰性。再開前日の26日に、「第1回公式検査結果(最終報告)」というプレスリリースがメディア各社にメールで送信された。
「検査総数3070件、陰性数3070件」
送信のエンターキーを最後にクリックする広報担当の指は震えていた。
リーグ再開直前に五月雨式で入ってきた再検査の報告。チェアマンが明かしたその数は?最終報告では心憎い演出もあった。
再開にめど、叫びたい気持ちだった
めまぐるしく過ぎていった5月…
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