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3パットの呪縛は解けた! 渋野日向子は最終日へ「伸びしろしかない」 - ゴルフダイジェスト・オンライン

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◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 3日目(3日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

前日終盤の3連続など予選ラウンド2日間で目立った3パットは1度もなし。渋野日向子が苦しめられていたグリーンに少しずつアジャストしてきた。「やったー(笑い)。そう言えば、(スコアカードのパット数に)『3』って書いてないわ。リベンジと言っていた通り、とりあえず3パットなしで回れたのは良かった」と白い歯がこぼれた。

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インスタートから11番で4mほどのバーディパットを珍しくショートさせた。ラフからのセカンドショットを1m強につけた12番でも「かすりもせんかった」と自虐節のパー。フラストレーションをため込みそうな滑り出しにあって、微妙な距離のパーパットは外さない粘りを発揮。耐える中で徐々にロングパットの距離感をつかみ始め、ボギーは左足下がりのライになるバンカーへ打ち込んでしまった17番(パー3)のみにとどめた。

前日は午前組で早い終了だったが、あえてラウンド後の練習量は抑えた。青木翔コーチは「『いま、(慌てて)やっても変わらん』と。連れて帰りました」と話す。グリーン上への意識が大きくなりすぎて、ショットやアプローチといった悪くない部分にまで影響を及ぼさないように配慮し、ストップをかけた。

今週悩みの種だったライン読みは相棒を頼った。普段から相談して決めるタイプだが、渋野は「やっぱり、きのうやった時点で私の読みが合っていなかった。(いつも通り)話をしながらですけど、ショートパットとかも、ほぼキャディさんのラインで打ってました。信じて打つだけだと思って」。迷いを断ち切ってくれた定由早織キャディのサポートへ感謝を口にしたように、チーム一丸のスコアメークでもあった。

後半3番(パー5)で2オンに成功し、ようやく最初のバーディを奪取。8番では「思い描いた通り」とうなずくウェッジショットでピンに絡めて2つ目。最終9番(パー5)も残り230ydのセカンドショットを3Wでグリーンに届かせ、2パットのバーディで「69」としてフィニッシュした。

「やっとちょっとずつロングパットの距離感も合ってきて、少しずつ(グリーンに)慣れてきたかなと思う」と言いつつ、「まだまだ入っていないパットもある。(最終日へ)伸びしろしかないですねー」。カラカラと笑って爆発への期待を込めたラスト18ホール。ビッグスコアで弾みをつけ、次週のメジャー「KPMG女子PGA選手権」に挑む。(ニュージャージー州ギャロウェイ/亀山泰宏)

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